あたしがどこかに行ってしまわないようにしてくれている。
風でスカートがめくれてしまわないように気をつけながら。
それは、自分が浮気をしてしまわないか、ということだ。
これが当たり前になってしまわないよう注意しなくては。
途中で寝てしまわないように意識を保つのがやっとだった。
でもそんなことを言ったら、逃げられてしまわないだろうか?
魔石をうっかり売ってしまわないように気をつけよう。
いつかの時みたいに、何もかも壊れてしまわないだろうか。
せっかくの料理が冷めてしまわないうちに、食べようか
もちろん、一撃で倒してしまわないように手加減を忘れない。
そうと決まれば今日のノルマをクリアしてしまわないとな。
同時に、やりすぎてしまわないか、ちょっと心配になった。
今のうちに殺してしまわないと、とんでもないことになる!
嫌悪が混ざってしまわないよう、細心の注意を払った。
だが、どうしても態度に出てしまわないとは言い切れない。
お姉さんに言われた通り、冷める前に食べてしまわないとね。
道中で倒れてしまわないか、そちらの方が心配になる。
僕という存在を限りなく消してしまわないとならないのだ。
反射的に『解放』してしまわないように気をつけなければ。
うっかり笑みを浮かべてしまわないように、堪えていたのだ。
アンデッド化してしまわないように浄化してあげることよ。