なんだか、ふれてはいけないような気がしていたからだった。
それらは地面にふれる直前に、幻のように消えていく。
殿下の指先がやさしく、わたしの頬にふれてきました。
誰かに肩にふれられて、自分が目を閉じていたことに気づく。
思わずオレも、乙女のデリケートな部分にふれてしまった。
アリカが手を差し出すと、その手に精霊の手がふれた。
対象に触れなければ発動できないが、直接ふれる必要はない。
いつもなら飛びつく提案だが、今日は首を縦にふれない。
だが魔法にふれることは、まったくなかったことを思い出す。
対象にほとんど手がふれるほどの距離に近づく必要がある。
化け物と相対した兵士の中には、気がふれた者も多いと聞く。
優しく微笑みながら頭にのせられた花冠にふれられる。
俺がそのことにふれると、フィリア殿下は首を横に振った。
杏里の手が俺の手にふれ、そのまま俺の方を見つめてくる。
愛馬にふれたような心持ちになり、心が落ち着くのだ。
気がふれそうになるたびに、森の精霊の姿を思い出す。
クロアは自身の胸に手を伸ばし、そこにある勲章にふれる。
そのまま恐る恐る陛下の肩にふれ、その温もりに触れる。
そしてしゃがんで手をふれながら、魔力をかき集める。
ただ、何かが王の琴線にふれたことだけは分かっていた。
材料を小皿に出したあとは、手でふれることは許されない。
その肩に軽くふれたトールは、洞窟の中へ足を踏み入れる。
そのまま彼女は扉まで歩いていくとすぐ脇の壁にふれた。
そっと頬にふれられてニナは飛び上がりそうになった。
私の左頬にふれる彼の右頬は、いつもよりも温度が高い。