一口飲むと、芳醇なブドウの香りが口いっぱいに広がる。
そんなことを思いながら、ぶどうのジュースを飲んでみる。
そんな葡萄で作ったワインが美味しくないわけがない。
俺は葡萄ジュースをグラスに注ぎ、フェイルに差し出す。
ワインと思っていたが正体はブドウジュースのようだ。
口をつけると、ほのかにブドウの香りと酸味を感じた。
少女には、ブドウジュースの入ったグラスが手渡された。
そして曇ったガラスのコップに満たされたブドウジュース。
ブドウもいいが、今日は甘いものが食べたい気分なのだ。
ワインよりも、少しだけ葡萄ジュースに近いかもしれない。
道案内をしてもらって、ブドウ畑まで連れて行ってもらう。
俺は意を決して、ぶどう狩りをしている人々に声をかける。
隣では、シンシアがちびちびとぶどうジュースを飲んでいた。
こちらの名前はわからないが、おそらくはブドウなのだろう。