恐れ入りますが、紙とペンをいただけませんでしょうか。
机の上に置いてあった羽ペンを手に取って目を閉じる。
紙の擦れる音、ペンを走らせる音がドア越しに聞こえてくる。
サーニャさんから紙とペンを受け取り、文字を書き始める。
すいません、あの、ペンを貸していただいてもよろしいですか?
その言葉に、彼女は手に持っていた羽根ペンを落とす。
その前に、紙とペンをお借りしても宜しいでしょうか?
マックスは紙とペンを取り出して何かを書き記していく。
俺は驚きのあまり羽ペンを手から落としそうになった。
手には、先ほど持ってきてもらった紙とペンを持っている。
並べられたペンの一本を手に取って、じっと見つめる。
サインをしなければならないが、ペンを持つ手が震えている。
彼女はペンを握る手にぎゅっと力を込め、書く速度を上げた。
俺は紙とペンを用意して、執務室で作業することにした。