腹の底からマグマのようなエネルギーが噴き出していた。
すると、マグマの底から巨大な影が浮かび上がってきた。
目の前には、マグマの湖のようなものがあるだけだった。
途端、体の内側からマグマのような熱い奔流が押し寄せる。
見れば、視線の先には溢れんばかりのマグマが広がっていた。
マグマゴーレムとの戦いが始まって、三十分が経過していた。
上から見下ろすと……マグマ溜まりが眼下に広がっていた。
剣を天高く掲げると、そのままマグマの海へと放り投げる。
体の中で煮えたぎるマグマが暴れるような感覚を味わう。
どうやら、マグマの熱には耐えきれなかったみたいだな。
マグマの温度は800~1200度と言われているらしい。
ガリウスの腹の底で、怒りがマグマのように煮えたぎる。
地中からマグマがせり上がってくるように、顔を赤くした。
そして、どこか覚束ない足取りでマグマの方に向かっていく。
ようやくマグマに覆われていない土の大地が見えてきた。
マグマを飲み込み、地面を飲み込み、魔物を飲み込む。
マグマによって赤く照らされる洞窟の中を進んでいく。
まさかマグマに耐えられる生き物が存在しているなんて。
その時、ミーシャが弾かれたようにマグマの方へ向いた。
ベルが指さした先には大きなマグマの池が広がっている。
赤く煮えるマグマの中に、巨大な黒い影が浮かんでいた。
まるで、マグマにでも突っ込んだかのように刃が溶けている。
普段は、マグマの海に潜ってしまっているのかもしれない。
黒いマグマに飲み込まれた魔物が脱出しようと暴れている。