これはもはや世論を形成したと言っても過言ではないのだ。
しかし不思議なもので、こうなると世論はひっくり返る。
いや、そう仕向けるために世論を誘導しようとしていた。
実際どうやって世論を作るかまでは思いつかなかった。
良くも悪くも、動かされやすいのが世論というものだった。
なので、世論がどちらに軍配を挙げるかは言うまでもない。
勝っても戦死者が出れば、それだけで世論は沸騰するだろう。
ああ、世論が分断されれば国は身動きが取れなくなる。
極端な例ではあるが、世論を誘導するには十分なのだ。
例え世論が君の敵に回ったとしても、我々は君の味方だ
そんな折に、1人の女子生徒の自殺を契機に世論が動いた。
故に世論を味方に付けるなら、人との関わりが重要である。
ただ完全に思うようにならないのが世論であり、人である。
世論が動けば政治屋が動いて、政治屋が動けば軍も動く。
世論はアルディスを異物として拒絶しようとしていた。
世論の反応もいいようで、一部を除けば評価は悪くなかった。
しかし、その判決も世論もこの物語に一切関係はない。
だが世論に押されて死刑判決という展開も大いにありうる。