もっともらしいことを言って体裁を保とうとしている。
体裁を整えているだけだと言われても、否定できなかった。
ここまで来てしまえば、自分の体裁などどうでもいい。
それでも、希望があればとりあえずの体裁は整えられた。
どうにか体裁を整えたところで、入室の許可を出した。
こんな風に簡単に、体裁を整えられたらどれほど楽だろうか。
だんだんと『会社』としての体裁が整っていくことだろう。
しかし、身分の高い人間が体裁を気にする事に変わりはない。
メイドとなってからは体裁を気にするようになったからな。
外から見たら、やっと体裁が整ったといったところだろう。
あくまで元気に過ごしている、という体裁になっているのだ。
どのような体裁を取り繕おうともそれが真実であると。
その体裁を整えるには、ある程度頑張らねばならんだろう。
よく考えたら、体裁を保つ理由なんてどこにもないわけだし。
魔王側にとっても体裁というものがあるだろうからな。
一応、尋問の体裁を保つため、椅子に座ることは許されていた。
国王ともなると体面とか体裁とか、いろいろあるんだろうな。