すると、理解したのか光子は煉瓦の壁の中に入っていった。
光子からは、『超楽しい』『好き』という感情が流れ込んでくる。
呆れたような声で笑われるが、無視して光子を探しに行く。
そんな光子の頭には、命子の真似をして角が生えていた。
光子はシュバババと手を動かして、香ばしいポーズを取った。
キラキラと浮かぶ光子が線を描き漂ってるのが見えた。
つまり、電磁気力と同じく電子と光子に対応する関係がある。
少年の両腕を起点に発された紫色の光子が、あたりを覆った。
それと太陽がもたらす光子と、雨によって増加した水蒸気。
そんな中で、命子は自分の角を持つ光子を見て気づいた。
光子……ではなくエミリーも、自身に魔法の類はかけていない。
魔光子の電気伝導性は温度が低い方が優れた値を示す。
萌々子が顔を真っ赤にさせて、光子をぺいっと回収した。
だが、角を離させようとすると、光子はイヤイヤした。
お神輿に乗った萌々子はあたふたし、光子は大はしゃぎだ。
光子は命子のお膝の上で、角を抱き枕にしてご機嫌になった。
光子の挙動か…確か、次の学年で習う予定だったよな。
魔法的な物体だからか、光子はいたく角が気に入った様子だ。
萌々子が貰った精霊石は、光子が宿ったことで光り輝く。
命子は片方の角をペイッと取って、光子に貸してあげた。
電磁気力は電子と光子だし、重力の場合は質量と重力子だ。