「二兎を追う者は一兎をも得ず」ってことわざがあるぐらいだ。
差し出されたのは、何の変哲もない兎のぬいぐるみだった。
兎にも角にも、今自分が置かれている状況を知りたい。
そう言って、可愛らしいうさぎのぬいぐるみを渡された。
しばらく森を探索していると、1匹のウサギを見つけた。
そんなことを考えていると、ふいに兎が鳴き声を上げた。
僕は鞄から、クリーム色のうさぎのぬいぐるみを取り出す。
兎にも角にも、この危機を仲間達に知らせなければならない。
兎の肉というのは初めて食べたけれど、とても美味しかった。
ウサギはなんとも言えない、複雑そうな表情になった。
ゆっくりと立ち上がる俺を見て、兎は驚愕の表情を浮かべた。
しかし、兎にも角にも早く行った方がいいのは確かだ。
もしかしたら、ここにまたウサギが現れるかも知れない。