聞くと、彼女は1年半ほど前に亡くなったのだという。
約一年半ぶりに見る彼の姿は、あまり変わっていなかった。
この世界に転生してそろそろ半世紀が経とうとしている。
そうなると、今いる場所は半地下のような場所なのだろうか。
たった一年半前の出来事が遠い昔のように感じられる。
それを目の当たりにしたジルは半狂乱になって叫んだ。
体高は1メートル半ほどで、体長は3メートル近いだろうか。
そこは、屋敷の奥まった場所にある半地下の空き部屋だった。
起き上がろうとするが、三半規管が揺れてうまく立てない。
目の前に広がっているのは畳の敷かれた四畳半だった。
少女は半狂乱になりながら、自分に出来る限りの事をした。
そんな話をしながら二時間半ほどで目的地に辿り着く。
目が覚めた時、半地下の部屋には橙色の光が差し込んでいた。
半人半魔の姿をした魔物は、それほど珍しいものではない。