机の上には何枚もの書きかけの原稿用紙が散らかっている。
くそっ、原稿の締め切りも迫っているというのに……。
ちょうど原稿が終わって、持ち込みに行くところだったんだ。
とりあえず、頂戴した原稿はありがたく拝読させて頂こう。
フィルは鞄から原稿を取り出そうとするが、取り出さない。
仕方ないじゃない、原稿がギリギリだったんでしょう?
暇だから何かトレーニングしながら原稿書こうかな、って
俺は原稿が上がるのをずっと楽しみにしていたのだから。
卒業する三年生の卒業文集の原稿をまとめているんですよ。
おい、まさか俺に原稿書いてくれと言う気じゃねぇだろうな。
アメリアから渡されたのは未完成の原稿のようだった。
原稿用紙を両手で握りしめ、ボソッと小さな声で尋ねてきた。
この間、新作の原稿は書かれていらっしゃいましたか?
目の前には小さな画面と、書きかけのペーパー原稿があった。
ミーアにとって、この原稿は大いなる楽しみの一つだった。
真っ白な原稿を前にして、最初の一文すら浮かんでこない。
リビングに戻ると、まだ未祐が原稿と睨めっこしていた。