あるいはそれは飛んで火に入る夏の虫なのかもしれない。
それはまるで飛んで火にいる夏の虫、という言葉のように。
いやむしろ、飛んで火に入る夏の虫というところだろうか。
ふははは、これこそ飛んで火にいる夏の虫というやつよ。
飛んで火にいる夏の虫じゃないけど、燃え尽きそうだぞ?
夏の虫の鳴き声と、遠雷に似たざわめきが窓の外に聞こえる。
だけどこういうのを飛んで火にいる夏の虫っていうのよ。
飛んで火に入る夏の虫、と言う感じで宏が声をかけてきた。
さぁ、見えないが飛んで火にいる夏の虫が目の前にいるぞ!
飛んで火にいる夏の虫のようだった、とは玉菊の言である……。
それで日差しは防がれているが、夏の虫達の声は防げない。