屋根から屋根へと飛び移りあっという間に見えなくなった。
赤い屋根が夕日に照らされて、オレンジ色に染まっている。
近くにある建物の屋根の上から、こちらを見下ろしている。
慌てて周囲を見渡すと、屋根の上に小さな人影が見える。
まさか、屋根の上にいるとは思いもしなかっただろう。
小高い丘の上から見下ろす先には家々の屋根が見える。
住宅の屋根から飛び降りて、コンクリートの地面に着地する。
そんな事を言いながら、ラファエラは屋根から飛び降りた。
屋根には大きな煙突があり、そこから黒煙が上がっている。
白い漆喰の壁にオレンジ色の屋根の二階建ての建物だった。
久しぶりの屋根のある部屋で、ゆっくりと眠ることができた。
なんて話をしているうちに、青い屋根の建物にたどり着いた。
アリスは眠い目を擦りながら、屋根の上を歩いていた。
外は雨が降っており、屋根に当たる雨粒の音がけたたましい。
そこには屋根の上に立ち、彼らを見下ろす少年の姿があった。