両側を切り立った崖に挟まれた狭い道を慎重に進んでいく。
あたりを見渡しても、見覚えのある崖は見当たらなかった。
300メートルほど先に崖のようになっている場所がある。
切り立った崖が、威圧感たっぷりに俺を見下ろしている。
驚かせてしまって申し訳ありません、崖から落ちてしまって
そんな風に考えている間にも、次第に崖は近づいてくる。
その言葉を耳に焼き付けると、僕は崖から飛び降りた。
階段を上がると木の柵があり、その向こうは崖になっていた。
ぶつぶつと独り言を言いながら、崖の縁までやって来た。
切り立った崖のような場所に建てられている巨大な砦。