巡礼とは、単に目的地に着けばよいというものではない。
俺たちを巡礼者か何かと思っているのかもしれないな……
かくして、『巡礼の旅』への同行が決まったのであった。
巡礼団についてもう少し理解を深めておくべきだった。
なるほど、『巡礼団』も同じような事をしていたのか。
そういえばリリアンヌさん、巡礼は大丈夫なんですか?
巡礼だの観光だのの為にここまで足を延ばした訳ではない。
他の巡礼門とは違い、そこだけは厳重な警備が敷かれている。
これもある意味聖地巡礼とか言ったりするのだろうか?
兄は今、大陸各地にある神殿へ巡礼の旅に出掛けている。
年に一度の巡礼は必ず行い、毎日の祈りも欠かさない。
巫女巡礼の一行は、待っている間、誰も口を開かなかった。
恐らく、巡礼の際に使う宿はいつも決まっているのだろう。
立ち止まるイサギの横を、巡礼者たちが通りすぎてゆく。
そもそも今回の巡礼は、本来全く予定のなかったものだ。
巡礼の旗を掲げる者に手を出してはならないという不文律。
『光の女神巡礼団』と呼ばれる者達が滞在しているらしい。