俺たちはマンションを出て、プラスチック工場へ向かった。
工場の巨大な扉が開き、けたたましいサイレンが鳴り響く。
そこには鬱蒼と生い茂る草木に囲まれた廃工場があった。
そんなことを考えながら、工場の敷地から外に出たら……
彼は物陰から少しだけ顔を出して、工場の様子を伺っていた。
それじゃあ、と言って俺は彼女に背を向けて整備工場を出た。
ということで、工場が完成するまで何もすることがない。
1時間程歩いていると、廃墟と化した工場跡地を見つけた。
工場を一つ持ったからといって、どうにかなるものではない。
そんなことを思いながら、俺は砂糖工場を眺めていた。
そういえば、スライム工場ってどうなったのでしょうか?
オレンジ色の光の軌跡が廃工場の中を照らし出していた。
そこでは戦前の紡績工場を思わせる光景が広がっていた。
工場を手に入れるのはいいけど、どうやって使うんだ?
工場では人とロボットが慌ただしく動いて作業をしている。