その時、神子は何が起こっているのかわからなかった。
巫女服の上に、フリルの付いた白いエプロンをかけていた。
巫女服も似合っていたが、メイド服もよく似合っている。
その説明を聞き、驚いたような表情を浮かべる他の巫女たち。
それにしても、やっぱり私は神子という存在なのだろうか。
私は、世界樹の巫女を務めさせていただいております。
わたしが『巫女』に選ばれた理由は今でも分かっていません。
その疑問の答えは、どうやらこの巫女が持っているようだ。
お前にとって巫女はその程度の存在でしかなかったのか。
巫女服の少女は驚きの表情のまま、こちらを見ている。
巫女様の前世は、いったいどのようなものだったのだろうか。
神子様、貴重なお時間を頂いて誠にありがとうございました!
幼い頃から『巫女』として過ごしてきた彼女には分かっていた。
俺の問いかけに対し、巫女は目を見開いて俺の顔を見上げる。
ドアが開き、一人の巫女が冒険者ギルドに入ってきた。