私はこの世に存在する全ての存在を平等に愛しています。
命の価値は平等かもしれないが、人の価値は平等ではない。
やはりこの世界というのは平等ではないのかもしれない……。
王妃となる者は、誰に対しても平等でなければならない。
努力だけで全てがうまくいくほど、世界は平等ではない。
王族だろうが平民だろうが、例外なく平等に扱われる。
人を馬鹿にするような事もせず、誰にでも平等に接する。
全てを見通し、そして全てに平等でなければならない。
現実は平等ではない、努力しても報われるとは限らない、と。
神が平等ではないのだから、世界だって平等ではないのだ。
確かにこの学園は平等を謳ってはいるが、それは建前だ。
しかし、人生というものは誰に対しても平等に残酷だ。