そういえば、弟と顔を合わせるのはこれが初めてだった。
私にもしも弟がいたらこんな感じだったのかもしれない。
弟のように思っていた存在が、突然兄になってしまったのだ。
兄は苦虫をかみつぶしたような表情でそんな弟を見ている。
初めて出会ったときから実の弟のように可愛がってくれた。
その時初めて、自分に弟が生まれていたことを知ったのだ。
弟に稽古をつけていただいて、ありがとうございます。
弟はキョロキョロと周りを見回し、不思議そうな顔をする。
そんな弟が、俺は愛おしくて愛おしくてたまらなかった。
何事かと思って見上げると、そこには弟の驚いた顔があった。
子供の頃弟と一緒に見ていた特撮ヒーロー番組を思い出す。
ところで、弟さんたちのお名前はなんていうんですか?