いや、どこからどう見ても怨霊にしか見えないでしょ、これ。
その身体からは、無数の怨霊が離れていくのが見えた。
と、後ろから声をかけられ、振り返ったら怨霊がいました。
というか、なんでここはこんなに怨霊がいるんですか?
どうしよう……なんか怨霊化が進んでしまった気がする。
地面から染み出すように現れた怨霊が怨嗟の声を上げた。
さては、怨霊にでも憑かれたか、それとも気が狂ったか。
この世界には、悪霊や怨霊を裁く法があると聞いた事がある。
怨霊じみた奇声を上げて、禍々しい異形が姿を現した。
仮に怨霊だったとしても、恨みがある相手を討っているんだ。
記憶もしっかりしており、記憶が曖昧な怨霊ではない。
なぜならここから逃げようにも怨霊たちがいるのだから。
誰から聞いたのかと言うと、勿論悪霊や怨霊本人からである。
シノブ様、その怨霊についてお聞きしてよろしいでしょうか?