嫌う、というよりは、憎む、といった方が正しいかもしれない。
罪を憎んで人を憎まずという言葉があるではありませんか。
そうやって憎むことで自分を保っているのかもしれない。
嫌われようと、恐れられようと、蔑まれようと、憎まれようと。
こういうところがあるから、憎めないんだよなぁ……。
どんなに憎まれ口を叩こうとも、私の心は変わらない。
だからこそ、彼らにとっては憎むべき相手かもしれない。
たとえどんなに嫌われようと、どんなに憎まれようと。
それを憎むということは、人間を憎むということに等しい。
私は、別に人間を嫌ってはいないし、憎んでもいない。
憎まれ口を叩きながらも、ゼオルさんは笑顔を浮かべている。
貴方にとって僕は憎むべき対象でしかないかもしれない。
殺してやりたいと感じるほど、人を憎んだことはなかった。
それでも、ボクにはもう彼を憎むことは出来なかった。
憎まれ口を叩きながらも、エステラは少し嬉しそうだった。
たまにこういうところがあるから、憎めないんだよなぁ。
兄上の為ならば、私はいくらでも憎まれ役を買って出よう。
それどころか、憎まれていると感じることすらあった。
嫌っている……というよりも、憎んでいるようにも見える。
暗殺者ではあったが、どこか憎めないところのある男だった。