真っ黒なスーツに身を包み、黒い手袋、黒い帽子を被っていた。
アルテミシアはそっと白手袋に包まれた右手を差し出した。
手袋をしていない手は、指先が凍るほど冷たくなっていた。
わたしは、白の長手袋に包まれた手をぎゅっと握った。
手袋をしないと指先がまともに動かなくなってしまう。
そう言ってレオニードは手袋を脱ぎ、テーブルに置いた。
薄い手袋ごしに、少しひんやりした手の感触を感じる。
白い手袋をした右手で、自分の顔を撫でながら言った。
髪型よし、ドレスよし、コートよし、手袋よし、ブーツよし。
ノーマンは身につけていた手袋を俺に投げつけてきた。
俺はポケットから手袋を出して、ダナンの顔面に投げつけた。
そう言いながらも、俺の手に毛糸の手袋をはめてくれた。
右手には、火傷痕を隠すための手袋がはめられている。
アレクシスは手袋を外して、ヴィクトリアの頬に手を当てる。
まるで、手に美しいレースの手袋を嵌めているように見えた。
手袋越しの接触は、ひんやりとして気持ちが良かった。
執事服のようなスーツに袖を通し、白い手袋を付けている。
手袋を何枚も重ねればこんな感じになるかも知れない。
そう言って、アベルは手袋を外して、ミーアに手を差し出した。