そんな考えが頭を過ぎり、慌ててその考えを打ち捨てた。
その倒木の傍らに、ひとりの少女が打ち捨てられていた。
だが、打ち捨てられてから結構な時間が経っているのだろう。
それはさながら、路上に打ち捨てられたゴミを扱うように。
後ろ髪を引かれる思いで打ち捨てて行くしかないのだ。
まるで、打ち捨てられた無人の集落であるかのようだ。
ほとんど使われることのなくなった、打ち捨てられた山道だ。
そこには獣の死骸が七つ、無造作に打ち捨てられている。
ここで打ち捨てられるより、よほど救われるというもの。
深々とため息をつき、打ち捨てられた人形の方に向かう。
この森には、打ち捨てられた古い館があったはずです。
門の内側に広がっていたのは、打ち捨てられたような庭。
この世界の理不尽に打ちのめされ、うち捨てられた少女が。
処刑されたものたちは、うち捨てられるのでしょうか?
池のほとりに、打ち捨てられたような古い小舟が一艘あった。
打ち捨てられたわけでもない城に、一人として人間がいない。
その男の遺体は王都郊外の埠頭に打ち捨てられていた。
すると、また、打ち捨てられた小さい礼拝堂を見つけた。
こういっては何だが、打ち捨てられた小さな祠だったのだ。
打ち捨てられた家屋はしかし、いまだに『生きて』いる。
暴行を受けた工藤陸は、ボロ雑巾のように打ち捨てられた。
今は廃鉱となり、打ち棄てられるがままになっている。
舌打ちを一つして、破片となった水晶屑を地面に打ち捨てる。
何もかも奪われ、うち捨てられなければいけませんか。
赤茶けて枯れた土地に、打ち捨てられた家々があるのみだ。
そして打ち捨てられた道具類からは僅かに生活感が漂う。
その後、彼等の遺構はそのまま打ち捨てられていた筈である。
そこまでしたにもかかわらず数十年後には打ち捨てられた。
それでルイドは、牢獄の中に打ち捨てられることになった。
縦横無尽に伸びた蔦は、まるでうち捨てられた廃墟のよう。
それとも、肉は不要として打ち捨ててしまうのでしょうか?
打ち捨てられた研究は、そこに着目するべきだったのだろう。
それは帝国が彼を無惨に打ち捨てたということでもある。