箱を開けると、その中にあったのは一つの指輪だった。
それにしてもこの指輪ってどんな効果があるんだろうな
左手の薬指にはめた指輪を見ると、自然と頬が緩んでしまう。
その左手の薬指には大切そうに指輪がはめられていた。
俺は左手の薬指につけられた指輪を見ながらそう言う。
彼女は俺がポケットから取り出した指輪に興味を示した。
その蓋を開けると、中にはたくさんの指輪が並んでいた。
この指輪がなかったら、私は死んでいたかもしれない。
そう言って、左手の中指に嵌っている指輪を見せてくれた。
その指輪を、私は手に入れることが出来るのだろうか。
その時、彼女の薬指にはめられた指輪がキランと輝いた。
左手の薬指にはめた指輪を取ろうとしてもびくともしない。
左手の人差し指にはめた指輪が、鈴のような音を奏でた。
シャルは自分の左手の薬指につけた指輪に視線を落とす。
傷ついた指輪を握りしめながら、そんなことを思った。