もたもたしていると、馬車を先導する旗手がやって来た。
旗手が右手を上に上げ、左手をグルグルと素早く回した。
その時代の旗手として、お前たちはまだまだ頼りないがな
是非ともこれからの冒険者ギルドを引っ張っていく旗手に!
ランキールが腰の剣を抜き放って旗手に剣先を向けた。
たかだか百年程度で世界の旗手を名乗るなどと、笑止千万!
でも、旗手なっても、私にはこの職業の意味が分かりません
旗手はケイルの指示に従い全軍突撃の旗を高々と掲げる。
『世界に光は満ちたが』『旗手は影に呑まれていった』――
比呂は楽しげに呟いて、旗手に合図を送り大旗をあげさせた。
狼の飾りを付けているのは、他に旗手や鼓笛隊がいる。
敵戦力を討滅した俺の『旗手』たちが、笑顔で戦果を讃え合う。