もしかしたら、サクラはまだ生きているのかもしれない。
正直、さくらが何をしようとしているのか分からなかった。
その様子を見ていたさくらはおかしそうに笑っていた。
さくらが信じられないものを見たような顔をしている。
そこにはたくさんの桜の木が植えられた公園があった。
さくらちゃんの家には何度か遊びに行ったことがある。
俺の心情を知ってか知らずか、サクラはそんなことを言う。
そう思ったところで、視界に桜の花びらが飛び込んできた。
まるで迷子になった子供のように、さくらは涙目になった。
サクラに、どんな心境の変化があったのかはわからない。
俺がさくらの方を見ると、さくらも気づいたようだった。
呆れたようにそう言うと、さくらは苦笑いを浮かべた。
サクラは間違いなく俺のことを好きでいてくれている。
不思議そうに首を傾げるさくらを、そっと抱きしめた。
その後、さくらはあっという間に朝食を済ませてしまった。
さくらが優しく微笑んでいるような、そんな気がした。
そう言いながらも、さくらの言いたいことは理解できる。
俺がそう言うと、サクラは言葉につまったような顔をした。
俺が黙っていると、さくらが申し訳なさそうに言った。