その名前を耳にした瞬間、全身の毛が逆立った気がした。
しかし、そんなことをさせるつもりは毛ほどもありません。
そう思うと、全身の毛が逆立つような思いに駆られた。
同時に俺は、全身の毛という毛が逆立つ感覚を覚えた。
声に出さなかったが、全身の毛が逆立つのが分かった。
その全身は黒い毛で覆われていて、犬のような顔をしている。
一般人に毛が生えた程度の実力しか持ち合わせていない。
そこには、先ほどの剣呑な空気は毛ほども感じられなかった。
ふわふわの毛に包まれていると、それだけで警戒心が和らぐ。
最初は素人に毛が生えた程度の仕事しかできなかった。
その尻尾がピンと立ったかと思うと、全身の毛を逆立てる。
全身の毛が逆立つような膨大な量の魔力がほとばしった。
形状はほぼ真っ直ぐで、ところどころに毛が生えている。