今ある秩序を破り、汚濁と混乱をもたらそうとしている。
そうだ、僕は『汚濁の泥人形』のためにやっているんだ。
これまで何度も使ってきた、単なる『汚濁の泥人形』。
汚濁にまみれた水のみが大きく戦場から離れていった。
王は汚濁だろうが飲み込み、国の糧にしようとしている。
ネットリとした汚濁のような、熟成された憎悪と殺意だった。
汚濁に踊る道化となる覚悟を決めて来たんじゃなかったの?
さて、前回同様、すでに『汚濁の泥人形』の準備は万端。
ノゾムは未だに汚濁のような光を放つ繭へと向き直る。
どこからどう見て、昨晩作り上げた『汚濁の泥人形』である。
生理的な嫌悪感が、粘ついた澱のように心中で汚濁を増す。
偶然にしろ必然にしろ、汚濁と分離し蒸留できたこの私。
そう、世の恨みつらみや妬みの凝り固まった汚濁を使うあの――
と思ったらいきなり汚濁コアセルベートがフッ飛ばされた!
恐れ後退する汚濁コアセルベートに、ミカエルが肉薄した。
乱打する拳が残らず汚濁コアセルベートにヒットする。
地を這う鼠よ同胞を捜せ、汚濁の中を喜んで躍れ――!