その瞬間、信じられないほどの熱波が襲い掛かってくる。
離れているはずなのに、熱波で肌が焼けそうな気がする。
だけど不思議なことに、僕には熱波が全く伝わってこない。
熱波と吹き付ける砂塵でまともに目を開けていられない。
やがて燃えさかる炎となって熱波が全身に広がっていく。
高々と吹き上がる火柱、飛び散る火の粉、押し寄せる熱波。
アレクサンダーが障壁を張り、押し寄せる熱波を受け止める。
発せられる熱波は肌を焼き、肺を焦がし、水分を蒸発させる。
凄まじい衝撃波が体を撃ち、強烈な熱波が肌を突き刺した。
衝撃と爆音、熱波が周囲にいるもの全てに襲い掛かる。
一瞬の後、そこには熱波以外のなにも残されていなかった。
熱波が強すぎて、これ以上近付けば無事ではすまない。
距離にして50メートルはあるはずなのに、なんて熱波だ。
家々が燃え上がるほどの熱波に悲鳴を上げるジャネット。
突如として吹きつけた熱波に、イェスタは身を屈める。
轟音が闘技場を揺らし、熱波が観客の顔を叩きつける。
凄まじい重圧の熱波に、流石に僕も引かざるを得なかった。
突然、もやもやと風景が揺れるほどの熱波が襲いかかる。
熱波の熱量は私を即死させるのに十分な量を持っている。