視線の先にいたのは猿に似た大きなモンスターだった。
現れたのは岩のように硬そうな皮膚をした猿型の魔物。
この無礼な猿に礼儀というものを教えなければなりません。
私はあなたを見た瞬間から、猿か何かだと思っていました。
頭部が犬に似ている猿、といったほうが正しいかもしれない。
まぁ、人間がいるんだから猿が居てもおかしくはないかな。
腹を貫かれた猿は、苦悶の表情を浮かべながら消え去った。
さて、猿を全滅させたのはいいけど、これからどうしたものか。
その猿のような叫び声を聞いて俺は思わず頭を抱える。
猿の行動の意味を全員が理解したのは、その直後の事だった。
全長5メートルほどの大きな猿が森の中を走っていた。
飛びかかってくる猿に合わせるようにヌンチャクを振るう。
見たところ、確かに猿がダメージを負っている様子はない。
振り下ろした一閃が、猿の左腕を肩口から斬り落とす。