それは鳥のようにも見えたし、獅子のようにも見えた。
予想していた通り、獅子が襲ってくることはなかった。
それからというもの、サリアは獅子奮迅の活躍を見せた。
獅子の姿をしており、その頭には二本の角が生えている。
それは炎を身に纏った真っ赤な獅子のような姿をしていた。
その眼は獲物を見つけた獅子の様に爛々と輝いている。
そんな話をしているうちに、鷹獅子は眠ってしまったようだ。
まるで獅子のような男だ、と誰もが口を揃えてそう言った。
そして現れたのは、獅子のような鬣を生やした四つ足の獣。
まさか、鷹獅子に怒られるとは思ってもいなかったのだろう。
獅子宮が空を見上げれば、星が瞬いているのが見えた。
獅子の被り物をかぶっているので、表情はわからない。
見るも無残な姿で、獅子奮迅の戦いを繰り広げていた。
しかし、獅子は何かしらの脅威を感じ取っているのだろう。
それは全身が金属でできた、獅子のような魔獣だった――
そんな人間たちを嘲笑うかのように、獅子の頭が口を開く。