金髪碧眼(きんぱつへきがん)の身長百八十センチメートル。
そう思うくらいにがんがんスキルレベルが上がっていく。
ドアのほうでは、どがん、どがん、と、激しい音が鳴っている。
癌というのは細胞の異常な増殖が原因だったはずである。
焦げを食べた程度で癌になるとは、到底思えなかった。
これ一つでは、癌を見つけることが出来ないこともある。
この世界では、先進国日本のようにがんを患う人は少ない。
そう思っていた矢先、いきなり癌を宣告されれば、不安になる。
おそらくは、がん細胞に侵された細胞を切り捨てたのだろう。
どがん、と大きなものが激突する音が響いて魔物がよろける。
黒いごつごつした岩は『ようがん』という石であるらしい。