そこに、ぱらぱらと何か小さな砂のようなものが降ってきた。
そう言った彼女が服についた砂を払いながら立ち上がる。
ゴロゴロと砂を撒き散らしながら地面を転がっていく。
起き上がると、頬についていた砂がパラパラと落ちていく。
ざらざらとした砂の感触がズボン越しに伝わってくる。
見渡す限り砂の海が広がっているだけで、何もない場所。
ゆっくりと起き上がり、服についていた細かな砂を払う。
舞い上がった砂が口の中に入り、咳き込んでしまった。
なぜかというと、ずっと砂に埋まっていたからである。
中には砂が敷き詰められていて、平らにならされていた。
ざっ、ざっ、と砂を踏みしめる足音が小さく響いている。
空気が裂けるような音がして、足元の砂が吹き上がる。
けたたましい音を立てて、砂が一直線に立ち上がった。