すると誰かが神輿から飛び降りてこちらに走ってきた。
御輿に座っていたスケルトンが立ち上がり、声を上げる。
神輿の上から飛び降りて、鍛冶屋の中へと入っていく。
けど、彼女を神輿にしようとする連中が出るかもしれない。
頭をポリポリと掻きつつも、指示されるままに御輿に乗った。
儂は必死に御輿の上で落ちないようにバランスをとる。
皇帝は神輿の上で立ち上がって、貴族に向かっていった。
ゴブリンキングが御輿の上から勇者に深々と頭を下げる。
お祭りで使うような豪華に飾り付けられた御輿ではない。
ホウはどうしたのかなと思ったら、ホウは神輿に乗っていた。
荒れ果てた樹海を神輿を担いで進むのは、かなり大変だった。
神輿のすぐ前に落とされた影は徐々に大きくなっていく。
仁王立ちしたトールがそれを御輿の上から見下ろしている。
神輿は人混みを裂くように、大通りをゆっくりと南下する。
その隣にはエドワードが不思議そうに御輿を観察している。
彼らにとって都合の良い神輿にされるのがオチだろうから。
神輿が下ろされ、乗っているオークが地面に降り立つ。
神輿の上という遮蔽物のない絶好の場所に立っていること。
おっさんの命令に従い、神輿を担ぐオーク達が向きを変える。