庭木は紅葉しているものもあれば、落葉しているものもある。
そう言って俺に駆け寄ってきたのは、紅葉ちゃんだった。
俺の言葉を聞いて、紅葉ちゃんは考え込む様子を見せる。
俺の答えに、紅葉ちゃんはコクコクと首を縦に振った。
もう少ししたら、この辺りも紅葉が見頃になるんじゃないか?
紅葉ちゃんは、頬を赤くしながら、震える声でそう言った。
紅葉さんも俺に気がついたのか、大きく手を振っている。
山の木々は紅葉して、色鮮やかに目を楽しませてくれる。
俺に気づいた紅葉ちゃんは、チラリとこちらを一瞥してから、
そう思っていると、紅葉ちゃんは「ふーん」と呟いてから、
縁側が開いていて、そこから綺麗な紅葉が見えている。
俺が答えると、紅葉ちゃんは満足そうに微笑んでから、頷いた。
さっぱり食べるなら紅葉おろしが美味しいと思います。
驚いて、紅葉を見ると、ニヤニヤしてこちらを見ている。
その中心である紅葉ちゃんは、どこか浮かない表情だった。