目の前に居たのは、紫の髪をツインテールにした少女だった。
その紫の瞳は、ぞっとするほどに冷たい光を湛えていた。
紫を基調とした上品なエプロンドレスがよく似合っている。
赤い石、青い石、黄色い石、緑の石、紫の石、黒い石、白い石。
見ると、美しい紫の瞳にはうっすらと涙がたまっていた。
もう一人は、紫の髪をツインテールにしている女だった。
窓向こうの空はいつの間にか、紫に染まり始めている。
無表情に見上げてくる紫の瞳は、なにも答えてくれない。
紫に染まる空の下を、びょうびょうと風が吹き抜けていく。
徐々に、徐々にポーションの色が赤から紫へと変わっていく。
眼鏡の奥の深い紫の瞳が、怪訝そうにこちらを伺っている。
紫のドレスの美女が、なんでもないことのように言った。
短く切りそろえられた紫の髪に、強い光をたたえた金の瞳。
ぞっとするような紫の瞳が、冷ややかな光を帯びていた。
遠ざかって行く足音を聞きながら、紫はぽつりと呟く。
真っ赤だった顔が、どんどん青くなり、そして紫になる。