『老子』は『老君』であるが、『老君』は『老子』ではない。
老子がそれを口にした途端、オリヴァーは飛び上がった。
こうして、老子は異民族への足がかりを掴んだのである。
ラインハルトは『老子』がやってきたのを見て内心ほっとした。
そんな判断を一瞬で終わらせた老子は肩をすくめて見せた。
砂の侵入を防ぐためのものだろう、と老子は推測した。
とも考えたが、それでは相手が老子を警戒してしまうだろう。
仁の作業が一段落したことを察した老子が話しかけてきた。
そこで老子は、町の手前で話を聞いてしまうことにした。
台所のテーブルの上に、老子は包みから出した物を置いた。
こうして老子は、魔導大戦中の情報を得ることとなった。