そんな感じで俺達は、お花見に向けて準備を進めていった――。
この世界では、どうやら花見の文化が根付いていないようだ。
そうだ、どこかで弁当でも買って、お花見でもしようか。
桜の木の根本に座って、しばらく二人っきりでお花見をした。
こうして俺たちは花見にむけて、それぞれ動き出すのだった。
お花見もできそうだし……みんなで来るのも楽しそうだ。
何を勘違いしたのか、俺を見て花見は満面の笑みを見せる。
まさか、二人で仲良くお花見に来たってわけじゃないわよね?
花見も終わりしばらくすると、政秀さんが帰ってきた。
お花見は昼からだけど、午前中に準備をしておかないとな。
彼女は周囲の花見客を見やりながら、そんな感想をこぼした。
ここでお花見できるとは思ってなかったから、すごく幸せ……。
でも、来年の春になったらお花見デートとかいいかも。