虚実織り交ぜた説明に、両親は納得してくれたようだ。
彼らにとっては、真実か虚実というのは、どうでもいい。
虚実を織り交ぜられたら見極めるのは難しいですからね。
虚実の入り混じった情報では、全く現状を把握できない。
事実であろうが虚実であろうが、荒れるぞこれは……。
そう言って、スキル「虚実の判定」をアクティブにする。
そんな言葉でさえ、今は虚実を織り交ぜた駆け引きであった。
相手の動きを誘導したり、虚実を使って出し抜くのじゃ。
真実の中に虚実を交え相手を揺さぶるのが目的であった。
その全てが、薄っぺらい虚実の皮を引き剥がして溢れ出す。
そして、『虚実変転』により、現実と幻覚を入れ替える。
あの王選の場で、エミリアが語った言葉に虚実はなかった。
虚実織り交ぜた俺の打撃は的確に魔人をとらえはじめた。
その剣に搦め手や虚実はなく、ただひたすら速く鋭い。
熱を感じたと思ったのだが……本当に虚実を使うのが上手いな
真実を白状しても終わり、虚実を作り上げても終わり……!
む……確かに、剣技にも虚実を混ぜる手法はあるが……
相手が幻影に隠れるならば、虚実を見切って、本体を叩く。
虚実入り混じった全ての攻撃が連なって、水が流れるが如く。
虚実とか言いつつ本当はどちらも本物とかホント詐欺だろ…。
レムの死後の話だから、その虚実はヴィレムも知らない。