光は、まるで蝶のように、ひらりひらりと宙を舞った。
目の前をぼんやりとした赤い光を放つ蝶が飛んでいく。
サクラが指差す先には、小さな白い蝶が止まっていた。
なぜか白いタキシードを着て蝶ネクタイをしています。
それに呼応するように、ルシファーは蝶の羽を羽ばたかせる。
その瞬間、ノクターンを中心に無数の光の蝶が舞い上がった。
蝶ネクタイなんてすることになるとは思ってなかった。
ネームドモンスターであり、巨大な蝶の姿をした魔物。
それに、蝶の羽のようなものもチラリと見えた気がしたのだ。
そこにいたのは蛍のような淡い光を放つ蝶のようだった。
そして、その光は蝶の形になり空に向かって羽ばたいた。