主任というのは会社で言うところの課長みたいなものだ。
課長はそれ以上何も言わず、執務室から出て行かれた。
そんな事、課長に言われなくても自身が一番理解している。
しかし、課長からの指示となると無視する訳にはいかない。
取り出して画面を確認すると、課長の名前が浮かんでいた。
考えがまとまらないうちに、課長がわずかに身じろぎをする。
そこまで言ったところで、課長がそろそろと後ろをうかがう。
課長の顔色が少し緑がかっていて、今にも倒れそうに見える。
課長は意識が朦朧とする中で、やはり言葉を発していた。
そう判断した課長は、言い難そうにしながら口を開いた。
それが分からないから、課長に押しつけたんじゃないですか
課長という響きからして、彼女の上司で間違いあるまい。
課長は誰とも視線を合わさず、ずっと目を泳がせている。