工業都市でもあり、商業都市でもあり、農業都市でもある。
そんなわけで、しばらくは農業に勤しむこととなった。
そもそも俺たちがやらなければならないのは農業ではない。
農業の生産性を高めるためには、肥料を用意する必要がある。
街の風景を眺めながら歩いていると、農業地帯が見えてくる。
どうやら、農業に興味があることは本当だったようだ。
意外にも、思ったより農業は上手くいっているようだ。
この村の人間はほとんどが農業と狩りで生計を立てている。
ふと、部屋の隅に置かれた農業用の道具が目に留まる。
そう言うと、周囲の農業関係者たちは静まり返ってしまった。
そのせいで、農業は全くと言っていいほど栄えていない。
このままいけば、この国の農業はどんどん衰退していく。
どう見ても農業製品を取り扱っている店には見えない。
農業が盛んなのか、新鮮な野菜を売っている店が多いな。
どうやら、この村の農業には肥料という概念が無いらしい。
今回、急に農業を始めようと言い出したのには訳がある。
農業は一部の例外を除いて基本的には「農地」を必要とする。
代わりに、と言うべきか、農業はあまりうまくいっていない。
湖の豊富な水は漁業や農業にも大きな影響を与えている。
一緒に農業をやったり、ご飯を食べたりする仲間なのだ。
実際に体験してみると分かるが、農業はやはり大変な作業だ。
エイシさん、ここに来る前は農業をやっていたんですか?