避けようと思えばいくらでも避けられる速さであった。
目にも留まらぬ速さ、などという生易しいものではない。
目にも留まらぬ速さで、オレの喉元に剣が突き付けられる。
いったいどれだけの速さで処理されているのだろうか。
それと同時に、私目掛けて凄まじい速さで何かが飛んでくる。
そう認識した瞬間、自分でも驚くほどの速さで駆け出した。
目にもとまらぬ速さで接近し、拳を振りかぶったのだ。
一気に間合いを詰め、凄まじい速さの突きを繰り出す。
彼女の切り替えの速さは見習うべきなのかもしれない。
あまりの速さに、風を切る音しか聞こえなかったのだろう。
目にも止まらぬ速さで走り抜け、俺はそのまま飛び上がった。