そうして俺たちは、都に向かって馬車を走らせていく。
都まで行きたいんですけど何かいい方法ってありますか?
都の中心には高い時計塔があり、その下に中央広場があった。
そんなことを考えながら、俺は夜の聖王都を眺めていた。
何の前触れもなく、都の郊外から大きな破壊音が響いた。
それはこの都に暮らす人の数が多いことを示している。
領都まであと少しというところまで進むことができた。
さすが都と言うべきか、多種多様な人たちが行き交っている。
それはつまり、公都アルビオンを放棄するということだ。
五つの区画からなる都には、多くの人が暮らしている。
領都から北西にある小さな村に着いたのは昼前だった。
そうして話をしている内に地平線の彼方に都が見えてくる。
そんなこんなで、僕は1人、領都の中を歩き回っていた。