赤でもなく、青でもなく、黄でもなく、茶でもなく、緑でもない。
私たちの視界いっぱいに、突き抜けるような青が広がった。
赤、青、黄色、オレンジ、いろんな色の花が咲いている。
空の色はようやく灰色から青へと変わろうとしていた。
淡い青緑色の長い髪に綺麗なエメラルドグリーンの瞳。
金色の髪の女性は青を基調としたドレスを纏っていた。
まるで空から剥がれ落ちてきたかのような、透き通った青。
目を覚ますと、晴れ渡る空が青から赤に変わっていた。
雲一つない、透き通るような美しい青がそこにはあった。
血の気を失った顔は青を通り越し、土気色になっている。
重苦しい空気の中、最初に言葉を発したのはアオであった。
漆黒の髪を腰まで伸ばし、左目が赤、右目が青のオッドアイ。
すると、そこには赤、青、黄、緑の光が浮かんでいた。
鑑定してみると、赤はルビー、青はサファイア、緑はエメラルド。
濃い青の瞳が、ほんの少しだけ揺らめいたように思えた。
その視線の先には、白と青の翼を持った天使の姿があった。