ここぞとばかりに鬼の首を取ったような顔をしている。
自分の立場をわきまえず、鬼の首を取ったかのような発言。
私たちは皇帝マクシミリアンの首を取らなければならない。
確かに、首をとられてもいなければ、心臓を貫かれてもいない。
そのまま首を取られて二度と目が覚めないかもしれない。
こちらとしても是が非でも首を取っておきたい相手だ。
ならば、そこで首を取っておいてほしかったものだが。
敵将の首を取れるかどうかが、俺にとって難関だった。
上手くやれば、確かに彼の首を獲ることも不可能ではない。
俺は――俺はこいつの首を取らないといけないんだぁぁぁ!
とっさにクナイを投げていなかったら首をとられていた。
多分これが『鬼の首を取ったような』という声だろう。
後は帝国、王国どちらが先に魔王の首を取るかの勝負になる。
首はすぐ目の前にあり、刀を振り下ろせばその首を取れる。
罠が張られていようとも、それを食い破って敵の首を取る。