もしかしたら特殊な魔眼を持っているのかもしれない。
そのあたりに魔眼の能力が関係しているのかもしれない。
いつの間にか魔眼を制御できるようになっていたのか。
あたしはみんなに気付かれないように、魔眼を発動させた。
さっきも言ったじゃないですか、私は魔眼持ちですよ?
魔眼とは読んで字の如く、魔力を持った目のことである。
我ながら、恐ろしい魔眼を手に入れてしまったものだね。
魔眼を使っている間は完全に無防備になってしまうのだ。
魔眼のことを知っている者が居るとは思わなかったからだ。
眼鏡の奥にある魔眼が妖しく煌めいた……ような気がした。
その目は魔眼のように鋭く、そして冷たいような感じがした。
魔眼で魔力を見て、それを操ることが出来るようになった。
魔眼の射程距離は、おおよそ50メートルくらいだと思う。
魔眼持ちが相手に与えるプレッシャーは計り知れない。
ところで、さっきまで魔眼を発動させていたようだけど
周囲を警戒しつつ魔眼を使ってみるが、見当たらない。
なるほど、魔眼っていうより、鑑定スキルみたいなものか。
魔眼の王と言われるだけあって魔眼の数はかなり多かった。
俺は魔眼で周囲を確認しながら、慎重に探索を進める。